20代女性の平均転職回数は?転職2回は多い?転職成功のコツを紹介

更新日:2024.02.05

20代女性のイメージ

更新日:2024.02.05

転職回数が多いと、転職が不利になるのではないかと不安に思う人も多いでしょう。具体的には、20代で転職が多いと思われるのは何回からなのか、転職回数が選考にどのくらい影響するのかなどが気になるという声もよく聞きます。

本記事では、20代女性の平均転職回数や転職回数が多いと思われてしまう具体的な回数、転職回数が多い20代女性に企業が持つ印象など、詳しく解説します。転職回数が多くても転職を成功させるコツも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

監修者:村田有美
監修キャリアアドバイザー
美容に興味があったこと、人と深く長期的に関わって業務を行えることに魅力を感じ、新卒でエステ業界へ入社。エステの施術だけではなく、カウンセリングから最適な通い方、プランニング、商品の提案を行ってきたが、結婚、主人の転勤というライフイベントをきっかけに転職を決意。ただ「長期就業という条件を満たすだけの転職はしたくない!今まで通り、仕事自体にやりがいをもちたい!」という思いから、人材業界を志望。これまでの経験をさらにビジネスの場で活かせると思い、type女性の転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身した。
20代女性のための転職成功ガイド

20代女性の転職回数は0回が最多!

20代女性と50代女性の転職回数のグラフ

2022年10月1日~2023年9月31日にtype女性の転職エージェントに登録した女性の転職回数を調査しました。20代女性の転職回数は0回54%、1回26%、2回13%、3回5%、4回2.%、5回以上0%でした。20代女性の転職回数は0回が最多ということが分かりました。

生涯でどのくらい転職するのか気になる方もいると思います。50代以上の女性の転職回数も調査したところ、0回5%、1回6%、2回12%、3回47%、4回13%、5回以上18%でした。50代以上の転職回数は3回の方が一番多く、5回以上、4回と続きます。年齢を重ねるとライフイベントなども増えるからか、転職回数が増えることが分かります。

「転職回数が多い」とは何回からなのか

「転職回数が多い」とは何回からなのか

年齢によって転職回数が多いと思われる回数は異なります。先ほどのグラフを見ても分かるように、転職回数が3回以上の20代女性は全体の10%未満になるため、他の候補者と比べて転職回数が多いという印象になってしまいます。さらに20代前半であれば、転職回数が2回でも多く思われる可能性が高いです。

20代女性で転職回数が3回以上の方は、転職回数の多さが与えてしまう懸念を払拭できるような工夫が必要です。

では、転職回数が多い20代女性に対して、企業がどのような印象や懸念を抱いているのか見ていきましょう。

転職が多い20代女性に対して企業が持つ印象とは?

転職が多い20代女性に対して企業が持つ印象

転職回数が多い20代女性に対して、ネガティブな印象を持たれることが多いです。理由は、「また転職してしまうのではないか」「本人に何か問題があるのではないか」「スキルや強みが分かりにくい」といった懸念があるからです。

企業は一人採用するのに、費用や時間などかなりのコストをかけています。短期離職をされてしまうと、それらが全て無駄になってしまうので、長く働いて自社に貢献してくれる人材を採用したいと考えています。転職回数が多いと「短期離職する可能性のある人」と思われるため、書類選考が通りにくくなったり、面接で事細かに質問されたり、選考基準が他候補者より厳しくなる可能性が高いです。

転職回数が多く不採用になりやすい人の特徴

転職回数が多く不採用になりやすい人の特徴

転職回数が多いと選考で不利になりやすいです。不採用になりやすい人の特徴を3つ紹介します。

1社の在籍期間が短い

1年未満の転職は「すぐ転職する人」という印象を持たれます。持続性やコミットメントが低く、入社してもまた転職するのではないかと懸念を抱きます。この懸念を払拭できないと不採用になってしまいます。採用されるためには、「なぜ短期間で転職したのか」を面接官が納得できるように説明する必要があります。自分の反省点があればそれも伝え、今後のキャリアは中長期的に貢献していきたいと伝えるようにしましょう。

キャリアに一貫性がない

社会人として歩み始めたばかりの20代だと「キャリアの一貫性」と言われてもピンと来ないかもしれません。キャリアの一貫性っていうのは、どの会社でも同じ職種に携わっているとか、近接する業界内で転職をしているとか、業務範囲を少しずつ広げているとか、何かしらの軸が一本あることを指すイメージです。

職種も業種も業務内容もバラバラな転職をしていることを「キャリアの一貫性がない」と言って、ジョブホッパーな印象になってしまいます。逆に、一貫性があれば、人事はその人がどういうスキルや知識を持っているかを読み取れます。そこが自社の求めるものとマッチすれば採用の可能性は高まります。

経歴上は軸がなくても「自分ではこういう軸で転職している」ってちゃんと説明できるのがベスト。もし自分でも一貫性がないと思うなら、これまでの反省を伝え、「今回はこういう軸で御社を志望しました」と伝えられるようにしましょう。

転職回数が多い20代女性が転職を成功させる5つのコツ

転職回数が多い20代女性が転職を成功させる5つのコツ

転職回数が多いと選考で不利になると説明しましたが、採用担当者の懸念を払拭し、即戦力としてのスキルや経験をアピールすることで、採用の確率は高まります。応募書類を作成する際や面接での受け答えで、意識してほしい5つのポイントを紹介します。

職務経歴書をキャリア形式か逆編年体形式で書く

職務経歴書の書き方は、新卒から時系列順に書く「編年体形式」が一般的です。転職回数が多い人が編年体形式で書くと、職務経歴書が長くなってしまったり、内容が複雑で見づらくなってしまいます。職務経歴書は、読みやすさも必要です。転職回数が多い人は、職務内容別に記載する「キャリア形式」か、直近の経歴から記載する「逆編年体形式」で書くといいでしょう。専門的なスキルを持っている方はキャリア形式、直近の職場での在籍期間が長い場合や、最近の実績をアピールしたい方は、逆編年体形式がおすすめです。

詳しい書き方は、下記記事で紹介しているのでご覧ください。
関連記事:転職回数が多い女性の場合の職務経歴書の書き方とは? 好印象につなげるための注意点を解説

履歴書に退職理由を書く

一般的には履歴書に退職理由は記載しませんが、企業が納得できる退職理由の場合は、フォーマットを崩さない程度に転職理由を記載するのも一つの方法です。例えば「出産や育児」「配偶者の転勤」などが、企業が納得できる転職理由の例です。面接でも詳しく聞かれるので、具体的な内容については面接で回答できるように準備しておきましょう。

「転職理由」と「志望動機」に一貫性を持たせる

転職回数の多さに関わらず、面接では「転職理由」と「志望動機」に一貫性がないと納得感が得られず採用に繋がりません。転職回数が多い場合は特にキャリアの一貫性が見られるため、「なぜ転職したのか」と「どうしてその会社を志望したのか」を1社ごとに詳しく聞かれることが多いです。一社ごとブレていると、「結局この人は何がしたいのだろう」「またすぐやめてしまうのではないか」と思われてしまうので、キャリアに一貫性があることが伝わるような回答を準備しておきましょう。

経験やスキル、強みを具体的にアピールする

中途採用で重視されるのは、即戦力となる経験やスキルがあるかどうかです。そのため、応募先の企業に合った経験やスキル、知識、強みが何なのかを整理しておく必要があります。自己PRでは「私の強みは行動力です」とだけ伝えるのではなく、具体的なエピソードや成果を数値で伝えましょう。具体的に話すことで、会社が変わっても活躍できる人材だとイメージしやすくなります。

転職回数が不利になりにくい業界を選ぶ

ITエンジニア、外資系企業、ベンチャー企業、クリエイティブ業界は、能力を重視する傾向にあります。人材が不足している業界、成長している業界など、転職回数が不利になりにくい業界を選ぶのも一つの方法です。

まとめ

20代女性の転職回数は0回が最も多く、3回以上だと転職回数が多い印象を持たれることが分かりました。転職回数が多くても、納得のいく転職理由やキャリアの一貫性があり、即戦力としてのスキルや経験をアピールできれば採用になる可能性は高まります。本記事で紹介した内容が、転職活動の参考になれば幸いです。

20代の転職のコツを年齢別に紹介しているので、下記記事も参考にしてください。
関連記事:20代女性のための転職成功ガイド|人気職種と成功体験談を紹介

また転職活動を行うにあたって出てくる疑問や不安についてキャリアアドバイザーと無料で1対1の相談できる「20代初めての転職相談会」も実施しています。まずはお気軽にご相談ください。

人気記事ランキング
Page Topへ